投資情報

2012年2月第4週の投資情報:必死で買い意欲を押さえつける必要

ここ最近の日本株式市場の上昇相場は、投資家の買い意欲を誘いますが、ここで反転したら、離れ小島に取り残されるようなものですので、一度、慎重になる必要があります。

まず、広瀬さんのギリシャ問題についての見解です。

アテネは燃えているか? ギリシャ情勢に一喜一憂している投資家をみると思わずニンマリ

なぜ欧州連合が意地悪するかといえば、為替をユーロ安に導くことが経済のテコ入れに一番効く即効薬だからです。

つまり危機は演出されているのであり、この漫才のようなパフォーマンスに一喜一憂している投資家は全体像が見えていないのです。スルメでも3年もしゃぶっていれば味がしなくなるのと同じでそろそろギリシャの材料も賞味期限が切れたと僕は考えています。今年の相場ですか?当然BUY & HOLDでOK

小さな問題を要因として相場が下がり続けた時期とは異なり、最近では、欧州危機関係のニュースが流れてきても投資家は落ち着いていられるようになりました。米国の強さ、日銀・ECBの緩和などがそれを支えているようです。ボラティリティも少なく、まさにバイ&ホールド作戦が大ヒットとなる相場になっています。

一方で、加熱感に警戒する投資家も増えてきています。私もその一人です。

ブルベア指数は投資家の慢心を示唆しているが未だ「売り」シグナルでは無い

僕の考えでは未だ相場を降りるべき局面ではないと思います。とにかく、今は粘るべき局面。ただ楽観論の台頭は相場がかなり煮詰まってきたことを示唆しています。その意味でここから新規の買い建てをするべきではないと思います。大胆になるべきときは今ではありません。(最近では12月15日に出動を促しました。)

相場は線香花火と同じ。チョロチョロ燃えているうちは長持ちしますが、「ぱあっ」と明るくなると、それは燃え尽きる寸前です。

楽観論について敏感なのは広瀬さんが信頼できる証拠でもあるように思います。ここで波乗りして、一瞬は気持ちいいかもしれませんが、波の終わりで飛び降りることができないと、大惨事に巻き込まれてしまうのは世界経済の諸要因を勘案すれば当然の理。円安と景気回復に押されてほとんどの投資家が儲かった2005年の再現とはいかないでしょう。

さて、最後は金融緩和についてのテクニカルな記事。池尾さんの意見に私も賛成です。

一段の金融緩和は常に望ましいものか?

平たく言うと、十分な利ざやを確保できなくなれば、金融仲介機関はリスクをとって積極的に貸出を行うといったことはできなくなる。借り手からみても、借入金利が低下することはプラスでも、金融仲介機関の貸し付け姿勢が消極化することはマイナスである。後者のマイナス効果が前者のプラス効果を上回るようだと、一段の金融緩和は望ましいものだとは言えなくなる。

要するに、緩和施策でスプレッドを潰していくと、十分な金融仲介サービスの供給は行われなくなるおそれがある。植物に水をやることは、その育成のために必要だが、水をやればやるほど、その成長が促進されるというものではない。水をやりすぎると、根を腐らせてしまうことにもなりかねない。そうした懸念を金融緩和に関してはしなければならない局面にまで、既に来ているのではないか。

金融が儲からないということは、中小企業など、経済の基礎を支えている主体に十分に資金がいきわたらないということであり、そうなると、景気が継続的に回復していくのは難しく、あったとしても、2006年当時のような実感なき回復だけとなるでしょう。そういう世界だと思ってあきらめるのか、はたまた、構造改革など時間はかかるが違うアプローチを模索していくのかが問われています。

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2012年2月第4週の経済指標

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

20 14:00 12月景気動向指数・改訂値(内閣府) 米国休場(大統領記念日)
21 13:30 12月全産業活動指数(経済産業省)
22 10:00ET 1月米中古住宅販売件数
23 08:50 1月貿易統計(通関ベース)(財務省) 10:00ET 12月米FHFA住宅価格指数
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
24 08:50 1月企業向けサービス価格指数・速報(日銀) 10:00ET 2月米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値
10:00ET 1月米新築住宅販売件数

先週は、日本の第4QGDP速報が散々なものだったことを受けてかなんなのか、日銀金融政策決定会合においてサプライズ的な追加の量的緩和がなされ、円安の要因となっています。独ZEW景況感調査、米小売売上高、NY製造業景気指数、新規失業保険申請件数、住宅着工などの諸指標は強力に改善されており、相場の更なる上昇を後押ししました。

今週は、月曜日は、特にありません。

火曜日は、欧州消費者信頼感指数速報くらいです。

水曜日は、独と欧のPMI製造業・サービス業の速報です。改善基調が続けばさらなる相場の後押しとなります。また、米の中古住宅販売件数も見所です。

木曜日は、独のIFO景況指数と、米新規失業保険申請件数です。

金曜日は、米新築住宅販売件数くらいです。

このように、今週はヨーロッパの景気指標と米の住宅関係指標くらいであり、突発的イベントも想定しにくく、基本的には、現在のトレンドが続くという見方が多いようです。

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2012年2月第3週の投資情報:冷静になって、投資の見直しをする週

上げ上げムードが高まると、乗り遅れを怖がって冷静な判断抜きで買いに走ってしまいがちですが、往々にしてそれが相場の天井だったということはよくあることです。そこで、今回は考え直すという視点からつらつらと述べていきたいと思います。

まずは、上げ上げムードの確認から。

本格回復の初期兆候を見せる米国経済

 バブル崩壊の最大の遺産は債務だが、少なくとも民間部門では債務の削減が進んでいる。家計の債務は国内総生産(GDP)比で約10%減少しており、低金利は債務の利払い費が急減したことを意味している。また、貯蓄率は4%前後で安定しているように見える。

エコノミストらは債務と貯蓄の持続可能な水準について議論しているが、銀行は再び貸し出しを若干増やす用意があるように見えるし、消費者は借り入れを始めつつある。

たしかに、新規失業保険申請件数や住宅関連指標、債務関係の経済指標などはことごとく改善方向に向かっており、長期的な回復傾向の途上にあることは間違いないように思います。

ただ、それが即、株の安定した上昇に繋がるかと言うとそれはまた別問題であり、市場の躁鬱に振り回されることから短期的な損失を受けてしまうこともあります。信用取引などでは、そういう小さな波で失敗してしまう人も多いでしょう。

そうしたことから、こうしたファンダメンタルズの改善の記事は、今後の相場の展開とは切り離して考えたほうがいいように思います。

続いて、強さの証拠として広瀬さんがあげる要素です。

なぜドイツでは「産業の空洞化」という議論が無いのか? インヴァスト証券CFDセミナー 『CFD Trading Huddle』期間限定録画配信

なぜ今年の相場は長続きするのか?

株は金利が7割、業績が3割

各国の政策金利の方向性が全て下向きの時は突発的な事故は起こりにくい

相場で一番安全は時とは、安全が確認された時ではない

QEとLTROはどこが違うの?

なぜECBはQEではなくLTROなの?

なぜ「2月28日までは相場は強い」という考え方が定着しているのか?

これはセミナーのアジェンダ一覧ですが、広瀬さんのブログを毎日見ているので、どういった内容を言いたいのかということは伝わってきます。ただ、数年の上昇につながる一大相場、という印象は持っていないので、基本的な認識としては広瀬さんが正しいとしても、調整時期などをどう見極めるかが投資成績に繋がってくるように思います。

さて、そんな分析力の高い広瀬さんの判断基準として重宝されているのはどんな要素でしょうか。

僕が投資に際して心掛けている3つのキーワード

1.グローバル

2.パッション

消費者からカルト的に支持されているブランド、製品、サービスは強いです。情熱的に支持されている企業の株を買うべき

3.スピード

経営にスピード感のある会社を選ぶべきです。守りに徹している会社ではなく、攻めている会社の方が長期ではリターンが大きいです。とりわけ大きなカテゴリーでdisruption(既成秩序をひっくり返す事)を狙っている企業は注目に値します。

どれも頷ける感があります。私のスタイルは、グローバルマクロの動きに沿って優良銘柄を売り買いするというものなので、広瀬さんの攻めの投資とは一線を画しますが、資金を限定した上で、広瀬さんのアプローチを取り入れていければと考えています。

続いては、私も以前読んだウイリアム・オニールの投資戦略についてです。

ウイリアム・オニールの成長株投資のルール

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もうひとつ指摘したいことはCFDなどで順張りの短期トレードをする場合、買った先からすぐ利が乗り始めなければ、あなたのトレード・タイミングはどこか間違っていると考えてほぼ間違いないということです。(おや、ヘンだな?!#$%&)と違和感を持ったら僕はすぐ逃げてしまいます。

オニールの考え方は、上昇相場で利益を伸ばす場合に有用だと思います。一方で、昨年のようなレンジ相場では手痛い目に遭う手法であるということも事実。そんなことを踏まえ、現時点で紹介したのでしょう。

最後に、攻めるとしたらどの分野を攻めるべきか、のヒントとなる記事です。

データ・センター投資 & クラウドの恩恵企業

facebookは、今年から実質的な投資を開始する。
今回のIPOで得る資金は、データデンター投資に湯水のごとく投入されるだろう。

クラウド・ビジネス・・・過去から存在するビジネスを新しい言葉でくるんだだけという部分が多いが、
クラウド分野から得る収入が多いのは、下記の企業のようだ。

VMware、 Salesforce、 Citrix、その他下記の赤線企業

やはり、WEB2.0企業から恩恵を受けるような企業、ゴールドラッシュに集う人々にジーンズを売る企業といったところが狙い目ということでしょうか。時間があるときに、いくつかピックアップした上で気分転換に企業の内容を調査したいと思います。

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2012年2月第3週の経済指標

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

13 08:50 2011年10-12月期GDP・一次速報(内閣府)予定
日銀金融政策決定会合(~14日)
08:50 12月第3次産業活動指数(経済産業省)
14 日銀金融政策決定会合(13日~発表)
13:30 12月鉱工業生産・確報(経済産業省)
13:30 12月設備稼働率・確報(経済産業省)
08:30ET 1月米小売売上高
10:00ET 12月米企業在庫
12月ユーロ圏鉱工業生産
15 09:00ET 12月対米証券投資
09:15ET 1月米鉱工業生産指数
09:15ET 1月米設備稼働率
08:30ET 2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
16 08:30ET 1月米生産者物価指数(PPI)
08:30ET 1月米住宅着工件数
08:30ET 1月米建設許可件数
00:00ET 2月米フィラデルフィア連銀景況指数
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
17 08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(1月23・24日分) 08:30ET 1月米消費者物価指数(CPI)
10:00ET 1月米景気先行指数
12月ユーロ圏国際収支

先週は、独鉱工業生産が思いのほか悪かったほか、日本の機械受注なんかも冴えずに戻り局面も落ち着きかなと思いかけたところ、米国の新規失業保険申請件数が35万件台と新たなタームに突入しそうな感じもあり、判断が難しい状況となっています。

月曜日は、日本の第4QGDP速報です。復興需要一段落で、前期比マイナスが予測されています。

火曜日は、日銀金融政策決定会合のほか、英CPI、独ZEW景況感調査、米小売売上高があります。英のインフレも落ち着いていると目されています。

水曜日は、仏、独、ユーロ圏の第4QGDP速報です。過去のデータですから、ドイツの失速が確認されそうです。ほかに、NY連銀製造業景気指数、鉱工業生産などがあります。

木曜日は、米PPI、住宅着工、フィリー連銀景況指数があります。

金曜日は、米CPI、英小売売上高です。予測値はおおよそまずまずです。

このように、急激な戻り局面は一段落し、今後継続的にしばらくヒタヒタと上昇していくのか、はたまた、一度調整をはさむのか、また、不安再燃で資金逃避が再発するのかわかりませんが、私としては、一度調整をはさんで、それ以降は4月いっぱい下がらないという漠然としたシナリオを抱いています。

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2012年2月第2週の投資情報:世界を引っ張る米市場

米市場の好調ぶりについて広瀬さんが詳しく伝えているので、まとめておきます。

小相場の手に慣れて大相場の手を忘れるな

去年までのレンジ相場なら、ここはとりあえず売っておくべき局面ということになると思います。

しかし僕は今年の相場は去年と違うと考えています。ひとことでいえばヒタヒタ来る相場、それが今年のイメージなのです。

ヒタヒタ来る相場ではせっかちに売り買いしても上手く抜けません。もちろん、年初から+80%も騰がったネットフリックス(ティッカー:NFLX)などは一回リカクするに越した事はないけれど、それ以外の銘柄は鷹揚に構えていてOKだと思うのです。

たしかに、レンジ相場なら潮時ですし、私は半分はそうしたスタンスで利益確定を済ませました。半分売ってしまったわけですから利益は多くは望めませんが、その分、避難も楽なので、とりあえずは売りもせず、利益確定を淡々と続けていきたいと考えています。

上昇相場が本物だとしても、必ず下げる局面は来ますので、そこで仕込みなおし、または売りから入るということを考えておきたいと思います。

次は、相場を加速させた雇用統計についてです。

雇用統計は今回が良かっただけでなく、過去の数字も大幅上方修正

金曜日に米国の雇用統計が発表されました。
1月の数字が良かっただけでなく、去年の通年の数字もかなり上方修正されました。

先ず1月の非農業部門雇用者数は+24.3万人でした。市場予想は+14万人でした。12月の実績は+20.3万人ですから更に改善したことになります。

前回強かったので今回は落ち着くと見られていましたし、ADPも市場予想通りだったので、サプライズ感の強い内容でした。大統領選挙があるから数字的にいじったのかななんていう勘繰りまで働いてしまいます(笑)ただ、こうした経験が脳裏に焼きつくと、次の雇用統計時に同じような類推が働きやすいので、次は、発表までに買われやすく、発表時に売られやすい相場になるのではないかと考えています。

相場の水準も、いよいよ高みに登ってきた感じです。

ナスダック総合指数が過去11年の最高値を更新 幅広い銘柄が相場の上昇を支えている

ナスダック総合指数が過去11年の最高値を更新しました。(中略)現在のナスダックのPERは11倍強(出典:ネッドデービス、ウォールストリートジャーナル)であり、決してバリュエーション的には割高ではありません。

日本株専業で、普段海外はインデックスくらいしか見ていない私としては、ここまで伸びてきているとは思ってもいませんでした。こういう話を聞くと投資したくもなりますが、話が広まってきたときはすでに売り時、ということも少なくありません。慎重に知識を仕入れ、冷静に判断していく必要があります。ただ、いつトレンドが終わるかはわからないので、現時点での売りはご法度ということだけは言えます。

海外市場の勢いを感じさせる報告が以下の記事です。

海外SNS関連株一斉高相場 我かく戦えり

アメリカではソーシャル関連株がすごいことになっています。

ジンガ(ZNGA)+16.84%
リンクトイン(LNKD)+6.37%
グルーポン(GRPN)+7.4%、、、

バケツの中の魚を撃つようにカンタンに儲かるし、呆れるほど値が伸びる、、、

ただ今回は本当に紙一重と言うか、ラッキーな要因に助けられていると思います。

そのラッキーな要因とはFacebookの損益計算書が本当にクリーンでヘンチクリンな項目が混じってないし、利幅も健全そのもので、徹頭徹尾美しい内容だったと言う事です。

紙一重、と言う言葉に広瀬さんの冷静を感じます。そうした意識もなくただ鉄砲を撃つのでは、いつか背後から撃たれて投資家生命が奪われてしまうことでしょう。

その一例がアマゾンです。

アマゾン・ドットコム第4四半期決算は心配されたマージンではなく、売上高が予想を下回った

アマゾン・ドットコム(ティッカー:AMZN)が第4四半期の決算を発表しています。
一株当り利益(EPS)はコンセンサス予想を上回ったのですが売上高は予想より低かったです。

この結果、アフターマーケットでアマゾン・ドットコム株は-8%程度で推移しています。

多くのアナリストがマージンを心配していたのですが、実際には売上高面が落胆すべき結果に終わったわけです。

上り続けなければ落第という競争環境の中で、いい具合に加熱を冷やしてくれるという意味ではいいのかもしれませんが、こういったリスクもあるということを思い出させてくれるいい例となりました。個人的には好きな企業ですが、投資となると話は別です。

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2012年2月第2週の経済指標

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

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7 14:00 12月景気動向指数・速報(内閣府)
8 14:00 1月景気ウォッチャー調査(内閣府)
08:50 12月国際収支(財務省)
9 08:50 1月マネーストック(日銀)
14:00 1月消費動向調査(内閣府)
08:50 12月機械受注(内閣府)
14:30CET 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
10 08:50 1月企業物価指数・速報(日銀) 08:30ET 12月米貿易収支
14:00ET 1月米月次財政収支
10:00ET 2月米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
12:00GMT イングランド銀行(BOE)政策金利発表

先週は、独小売売上高、米シカゴ購買部協会景気指数、ケースシラー、消費者信頼感指数と市場予想を下回ることも多く、盛り上がってきた期待感との相殺で横ばい相場が続きましたが、肝心のISM製造業景況指数、新規失業保険申請件数、ADP雇用者数などが市場予想通りで安心感が得られたほか、ISM非製造業景況指数と雇用統計の上ブレで世界を引っ張る米国市場は新たな値域に入りました

今週は、月曜日は、特にありません。

火曜日は、仏貿易収支と独鉱工業生産です。

水曜日は、日独の国際収支です。

木曜日は、英鉱工業生産のほか、新規失業保険申請件数、BOE、ECBの政策金利発表があります。

金曜日は、米貿易収支と、ミシガン大消費者信頼感指数です。

このように、今週は経済指標面ではナギといった感じで、むしろ中国のCPIなどに注目が集まりそうです。また、日本の決算発表も進みつつあり、欧州債務危機関係の会合の動向と共に相場を動かす材料になりそうです。

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2012年2月第1週の投資情報:ブル基本の中での注意点

今週は、MUFGモルガンスタンレー証券のレポートから。

藤戸レポート「顕著になったリターンリバーサルの動き」(PDF)

過剰流動性に対し、単なるバイ・アンド・ホールドで望むのは得策ではなく、劇的な個別銘柄の上下動にいかに対処するかということが問われているといるといった一説がありましたが、まさにその通りだと思います。

なお、個人的には、藤戸レポートは大局的な動きを捉える上で秀逸なものであると評価しています。

続いて、イラン情勢の進展について。

イスラエルはイランの核兵器施設を空爆するのか? タンカー市況には変化の兆し

その第一の理由はタンカー株の値動きが俄然良くなっているからです。僕のウォッチしている銘柄のひとつ、サコス・エナジー(ティッカー:TNP)の株価は急伸しています(中略)

しかしそれでも阻止できないということになるとイスラエルが実力行使に出る可能性も排除することは出来ないと思います。

こういったイベントリスクなんかは2012年を通して避けられないものであると考えられますし、そういった意味でも無軌道なブルというのは避けたいように思います。

なお、欧州危機と関連してこんな話も。

欧州危機:希望か絶望か

象徴的な問題の1つが、もう何十年も議論されている、EU共通特許に向けた取り組みだ。欧州の人々は自身のアイデアを保護するために、米国人の5倍ものカネを投じることもある。国ごとに特許を申請し、書類を各国の言葉に翻訳する必要があるためだ。同様に、訴訟の費用も何倍もかかる。

すべての手続きが1カ所で可能になれば、技術革新とコスト削減につながるだろう。しかし、特許の共通化は長年、言語的な優越主義に阻まれ続けてきた。英語、ドイツ語、フランス語が当然の選択肢だ。しかしスペインとイタリアは自国の言語も認めてもらうか、英語のみの特許制度(最も安価な選択肢)にすることを求めている。

弁理士志望者としては見逃せないネタでした。幅広く見識を持つことの重要性を感じました。

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2012年2月第1週の経済指標

すでに火曜日になってしまいましたが、一応。

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

30 08:30ET 12月米個人所得・支出
1月ユーロ圏消費者信頼感指数
31 08:50 12月鉱工業生産・速報(経済産業省)
08:30 12月労働力調査(総務省)
08:30 12月全世帯家計調査(総務省)
外国為替平衡操作の実施状況(財務省)
10:00ET 1月米消費者信頼感指数
09:00ET 11月S&Pケース・シラー住宅価格指数
10:00ET 11月米FHFA住宅価格指数
1 10:00ET 1月米ISM製造業景況指数
08:15ET 1月米ADP雇用統計
1月ユーロ圏生産者物価指数・速報
2 08:50 1月マネタリーベース(日銀) 12月ユーロ圏生産者物価指数
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
3 10:00ET 1月米ISM非製造業景況指数
08:30ET 1月米雇用統計
10:00ET 12月米製造業新規受注
12月ユーロ圏小売売上高

先週は、1月の独・欧PMI、IFO景況指数が軒並み市場予想超えだったほか、リッチモンド連銀製造業指数や耐久財受注もよく、あえて言えば米国の住宅関係指標が弱いかなという感じでした。ただ、金曜日になって米GDP速報が弱く、その点がFRBの政策の後押しになるのかなという意味ではいいのだろうし、実態が期待以下だった点は残念と言える内容でした。

今週は、月曜日は、独CPIくらいで、市場予想通りでした。

火曜日は、日本の鉱工業生産で、やや上ブレでした。他には独小売売上高、米消費者信頼感指数、ケース・シラー住宅価格指数、シカゴ購買部協会景気指数などがあります。

水曜日は、ユーロ圏CPI、米ADP全国雇用者数、ISM製造業景況指数です。米国の重要指標たちは、ADP雇用統計の方はやや落ち着き、ISM製造業景況指数はやや上向きな市場予想となっています。

木曜日は、米新規失業保険申請件数です。

金曜日は、欧州小売売上高、ISM非製造業景況指数、雇用統計です。ISM非製造業はやや上向き、雇用統計は落ち着きといった感じの市場予想となっています。

このように、今週は米国の重要指標が目白押しで、QEとの相乗効果を出すか、それとも一旦落ち着くのかの分かれ目になるように思います。

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2012年1月第4週の経済指標

すでに水曜日になってしまいましたが、一応。

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

23 日銀金融政策決定会合(~24日) 上海、深セン、香港休場(旧正月)
シンガポール休場(中国暦正月)
24 日銀金融政策決定会合(23日~発表) 上海、深セン、香港休場(旧正月)
シンガポール休場(中国暦正月)

FOMC政策金利発表
25 08:50 12月貿易統計(通関ベース)(財務省) 上海、深セン、香港休場(旧正月)
26 08:50 12月企業向けサービス価格指数・速報(日銀) 上海、深セン休場(旧正月)
08:30ET 12月米耐久財受注
10:00ET 12月米新築住宅販売件数
10:00ET 12月米景気先行指数
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
27 08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(12月20・21日分)
08:50 12月大型小売店販売額・速報(経済産業省)
08:50 12月小売業販売額・速報(経済産業省)
08:30 12月全国消費者物価指数(総務省)
上海、深セン休場(旧正月)
08:30ET 2011年第4四半期米GDP・速報値
10:00ET 1月米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報

先週は、機械受注の大幅上ブレにはじまり、独・欧のZEW景況感調査も大幅に回復、米物価も落ち着いており、さらには新規失業保険が新たなトレンドに入った可能性、ということで、前向きな経済指標に彩られた一週間でした。

今週は、月曜日は、欧州消費者信頼感指数くらいで、まずまずでした。

火曜日は、日銀金融政策決定会合、リッチモンド連銀製造業景況指数、独欧の製造業・サービス業PMIであり、PMIはかなりの改善を示していたほか、リッチモンドも予想上ブレでした。

水曜日は、独IFO景況指数のほか、英第4QGDP速報、FOMCなどがあります。FOMCは緩和観測があったものの、足元の好調ぶりを踏まえて、行動にはつながらないものになるのではないかと思います。

木曜日は、米耐久財受注、新築住宅販売件数、新規失業保険申請件数などがあります。

金曜日は、日本のCPIのほか、ミシガン大消費者信頼感指数、米第4QGDP速報があります。GDP速報はかなりのインパクトがあり、3%と言う好転水準が期待されているので、市場にもそこからのブレにより大きな影響を与えそうです。

このように、FOMCやGDP速報など、アメリカの経済指標によって大きく動く週になりそうです。

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2012年1月第4週の投資情報:ブルコール百花繚乱

株式市場の顔色が一気にブリッシュになり、ところどころでバイコールが聞こえます。以前からバイコールをしていた春山さん、広瀬さんも同様です。

まずは、広瀬さん。

2月28日、「ECB質屋」が再び開業

去年の暮れにこのような傾向がレポ市場を歪めた際、ECBは(これを放置しておくと信用市場が凍結を起こすぞ)という危機感を持ち、自ら質屋を開業し、「どんなクソな担保でもいいから、持ち込みなさい!」と欧州の民間銀行に促しました。(中略)

その際、ECBは「来年2月28日にもう一度ECB質屋を開業しますから」と告知しました。

2月のLTROで欧州の金融機関が幾ら借りるのかについては市場の予想は大きなばらつきがあり、2,600億ユーロ程度だろうという予想から1兆ユーロ(!)という予想まであります。

なおECBがそうやって持ち込まれた担保に対して現ナマを渡すのは実質的に輪転機を回して紙幣を刷ることと何ら変わりはありません。

金融政策の緩和によって、ジャブジャブ&為替の弱まりという経済の必然が起こるわけです。2009年の相場つきがFRBの金融緩和によってこんな感じになったのは記憶に新しいところです。そうしたお金がどこに向かうかを考えながらの投資となりそうです。

続いては、世界の株式市場の観測について。

株式市場はBUY ME!(私を買って!)と叫んでいる

1.2012年は世界の株式にとって良い年になる
2.先進国株式市場、新興国株式市場のどちらも上昇する
3.強いて言えば新興国株式市場のパフォーマンスが先進国株式市場を上回る
4.今年はBUY & HOLDが良い
5.相場の上昇は上半期に集中する
6.株式と債券の比較では断然株式の魅力が際立つ
7.配当利回りで3%~5%のゾーンに入っている銘柄を検討しよう(中略)

糾弾されているアセットクラスこそ優しい目で見る習慣をつけるようにしてください。

逆に皆が口角泡を飛ばして議論している問題(=最近では欧州財政危機)はスルーして頂いて結構。

あまねく研究され尽くしたテーマに時間を浪費しても他人を出し抜くエッジ(競争優位)は得られません。

かなり鮮烈なバイコールであるように感じます。上昇相場といっても循環的な物色となるのは間違いないでしょうから、その切り替えを見抜くこと、視野を広げておき、すっと流れに乗ることが重要になりそうです。

経済指標にも上昇の機運が現れ始めています。

欧州の景気は底打ちが鮮明になっている

欧州の購買担当者指数が相次いで発表されました。そこで鮮明になったのは意外に早く欧州の景気が底打ちを見せているということです。

今日発表された各種購買担当者指数は全て市場予想を上回りました。それだけでなく全てが先月の水準を軽々と上回っています。

経済指標に出たということは、安心要因としてブルに回る人が多くなるということであり、その反動についても神経を払いつつ取り組む必要があると言えます。とは言え、流れが途切れるのを見届けるまではブル判断に変わりはありません。

続いては、春山さん。

木の葉が沈み、石が浮かぶ

これまでのダメ銘柄が一気に買い戻される。
これまで値もちが良かった銘柄を売って、急騰を始めた銘柄に乗り換える動きが起こる。
そのために叩き売られる銘柄が続出する。
そういう性癖の相場だから、流れに逆らってはいけない。(中略)

しかし、相場に中盤になると相場の性格が変化を始める。
それはそこでまた考えなければならないが、初期の急騰銘柄は主役から降りるだろう。

さらには、この上昇相場は本格的な持続的な上昇力を持ったものではない。
季節的なもの、次のSell nin Mayまでの循環だ。

ここでは、循環と流れの重要性が主張されています。昨年は、チャートが生きる相場ではありませんでしたが、今年の前半は、チャートや需給が生きる相場となりそうです。

一足早くよいニュースを届けていたアメリカは、すでに好景気の声さえあります。

好景気になるアメリカ経済

4週平均の長期チャートが35万人を下回れば、不景気から好景気に移行する段階になる。
こんな状況で好景気???
そう感じるだろうが、過去も毎度そういうものだった。

無論、好景気とは言っても、絶対レベルは過去とは異なる。
今回は、住宅が悪さをしなくなってきた事が、不景気から好景気へシフトする原動力だ。
Positiveというよりも、 Less Negativeという部類の好景気だろう。

外国の安定を踏まえると、為替要因なども考え、外国株なども視野に入れた投資姿勢も報われるように思います。逆に言えば、日本はどうしても足かせとなる要因があるということでもあります。

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弁理士(Patent Attorney)志望、個人投資家(Invester)。TDLと同い年。平成24年合格を目指して3月から勉強開始。F1とドラえもんをこよなく愛す。I wanna be friends and build strong ties with you:)特に知財関係の方は宜しくお願いします。