投資情報

2012年4月第4週の経済指標

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

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24 08:50 3月企業向けサービス価格指数・速報(日銀) 10:00ET 4月米消費者信頼感指数
FOMC政策金利発表(~25日)
09:00ET 2月S&Pケース・シラー住宅価格指数
10:00ET 2月米FHFA住宅価格指数
25 08:30ET 3月米耐久財受注
10:00ET 3月米新築住宅販売件数
26 13:30 2月全産業活動指数(経済産業省) 4月ユーロ圏消費者信頼感指数
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
27 08:50 3月鉱工業生産・速報(経済産業省)
08:50 3月大型小売店販売額・速報(経済産業省)
08:50 3月小売業販売額・速報(経済産業省)
08:30 3月労働力調査(総務省)
08:30 3月全世帯家計調査(総務省)
外国為替平衡操作の実施状況(財務省)
08:30ET 2012年第1四半期米GDP・速報値

先週は、NY連銀製造業景気指数が悪く、一方で、小売売上高や独ZEW景況感調査はまずまず、住宅販売はおおむね低調、新規失業保険申請件数もやや危険といった状況でした。

今週は、月曜日は、欧州・独の製造業・サービス業PMIです。前回比やや上向きが市場予想です。ここが今週の下への動きのヤマとなるでしょうか。

火曜日は、豪CPI、ケース・シラー住宅価格指数、新築住宅販売、米消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業景気指数です。

水曜日は、英第1QGDP、米耐久財受注、FOMCです。FOMCでどのような見通しが出るかが大きく影響を与えます。

木曜日は、独CPI、新規失業保険申請件数です。

金曜日は、日銀金融政策決定会合です。ほかに、日本のCPI、失業率、鉱工業生産など盛りだくさんです。さらに、米国では第1QGDPが発表されるので、最後まで気が抜けません。

このように、基本的には低調な経済指標を受けつつ、日本の企業決算や政策期待などに動かされる一週間となりそうです。決め打ちは難しく、ボラティリティの激しい相場になるかもしれません。

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2012年4月第3週の投資情報:中期の見通しをつけておく

短期的にモメンタムが弱含んできたので、ここでは、短視眼的な状況になるのを避けるため、中期の見通しの参考になるような記事についてコメントしたいと思います。

大型株は4月に一回手仕舞うべきか

しかし、株価が1カ月~2カ月軟調な展開に陥れば、FRB内でQE3実施に向けてアナウンスがされる可能性が高いので、NYダウが10000ドルを割り込んだり、日経平均が8000円に迫るようなことは、今年に限ってはあまり考えなくても良いでしょう。ということは、「4月に売って、QE3で買う」という戦略が成り立つかもしれません。

QEの威力はだんだん弱まってきていると言われていますし、実体経済に与える影響となると実際にそうなのでしょうが、市場への圧倒的な威力というのは否定できないところであり、QE3で買う戦略はアリだと思います。

また、今回の上げ相場はいったん冷や水を浴び、再び米決算などのあおりで上昇を見せることはあるかと思いますが、それが長持ちするとは思えず、次の高値候補で売りから入るという戦略はアリだと思います。

続いては、中国についてです。

中国の3つの成長エンジン 輸出、都市化、消費

しかし米国はリーマンショックの後遺症で「ニューノーマル」と呼ばれる低成長が定着してしまいましたし、欧州に目を転じると欧州財務危機の影響で経済の低迷が続きそうな雲行きです。だからいつまでも輸出一本に依存する経済運営は出来ないのです。

従って中国は最近、都市化に伴う先行投資に傾斜した経済運営で成長の維持を実現しています。長期で見ればまだまだ中国は都市化のトレンドの真っ最中にあり、成長の余地は大きいです。(中略)

中国政府としては庶民の不満がいちばん先鋭的に顕在化しやすい不動産価格の問題を重視しています。さらにそれに絡む地方政治家の汚職の問題に断固とした態度を示さざるを得ないのです。利下げをしないのはそういう政治的な理由が原因です。(中略)

リッチがどんどんよりリッチになるという「勝ち組の固定」の現象がおきてしまったのはこのためです。(中略)

一般に消費が力強い成長を見るためには社会的セイフティネットが整備され、突然の病気や失職、教育への支出などが起きた場合でも慌てなくて済む制度が確立される必要があると言われています。それらの整備は短期間に出来ることではありません。

相変わらず、広瀬さんはわかりやすい記事を書きますね。都市化がエンジンとなっていること、そして、政治的な要因が一段の金融緩和を避けさせていること、セーフティネットの整備は発展途上の政治の中では困難であることがポイントかと思います。

やはり、中国という存在はこれまでなかった存在だけに、これまでのさまざまな国のパターンをあてはめることはできず、個別性を意識しつつ、しっかりと上にも下にもリスクを見つめていく必要があるということになりそうです。

続いては、欧州について。

欧州株急落 スペインの10年債利回りが上昇 なぜスペインは投機筋からつけ狙われるのか

スペインの10年債利回りが5.94%に上昇し、危険信号の6%に迫っています。

スペイン株式市場の代表的株価指数であるIBEX35指数は過去3年の安値を更新しています。

スペインのみならず、イタリア、フランスあたりの政治的懸念もあり、欧州安定への道のりはまだまだ遠いかなという印象です。2月、3月の好調な相場の中で、もう大丈夫なのではないかと考えてしまった人は、現状を踏まえ、投資家の悲観と楽観ということについて客観的に見つめなおすといった作業が必要であるように思います。

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2012年4月第3週の経済指標

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

16 08:30ET 3月米小売売上高
10:00ET 2月米企業在庫
09:00ET 2月対米証券投資
08:30ET 4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
17 14:00 3月消費動向調査(内閣府)
13:30 2月鉱工業生産・確報(経済産業省)
13:30 2月設備稼働率・確報(経済産業省)
08:30ET 3月米住宅着工件数
08:30ET 3月米建設許可件数
09:15ET 3月米鉱工業生産指数
09:15ET 3月米設備稼働率
3月ユーロ圏消費者物価指数
18 2月ユーロ圏国際収支
19 08:50 3月貿易統計(通関ベース)(財務省) 10:00ET 3月米中古住宅販売件数
00:00ET 4月米フィラデルフィア連銀景況指数
10:00ET 3月米景気先行指数
14:30CET 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
20 08:50 2月第3次産業活動指数(経済産業省)

先週は、機械受注に上ブレがあったほか、堅調なベージュブックなどがありましたが、新規失業保険申請件数の弱含み、スペイン国債の崩壊気味な動きなどにより、相場は概ね弱含みといった感じでした。儲けを吐き出した筋がどれだけいるか、需給バランスを見極める必要がありそうです。

月曜日は、NY連銀景気指数、小売売上高です。

火曜日は、英CPI、独ZEW景況感調査、米住宅着工件数、鉱工業生産などがあります。

水曜日は、特にありません。

木曜日は、フィリー連銀景況指数、中古住宅販売、新規失業保険申請件数、欧州消費者信頼感指数などです。

金曜日は、IFO景況指数、英小売売上高などです。

このように、今週は、特に大きな指標があるわけではなく、欧州情勢と共に、GSやインテル、アップルなどの米企業決算がムードを作っていくのかなという印象です。

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2012年4月第2週の投資情報:いよいよ下落局面へ

例年通り、ブルの勢いはモメンタムを失いつつも長引き、最後には観念してベアに苦杯をなめさせられる、そうした動きになりつつあります。

ブルベア指数では強気派と弱気派の差が今年最大に拡大 スケベ心で押し目買いをすると酷い目にあう

現在の数値では強気の多さでは上の条件を満たしていますが弱気は未だ20%以上です。ただ(強気)-(弱気)の数字は30を超えているので投資家のセンチメントが極端に強気に偏っている(=従って相場は「売り」)という風に判定することが出来ると思います。

この数値には正直驚きました。たしかに、米国株の粘り強さ、叩かれづよさには目を見張るものがありましたが、このブルベア指数というのは、結局のところ投資家の懐の暖かさの裏返しであり、限界値ではないのだなという印象を受けました。投資判断のためには、限界値を見極めないといけません。

相場の流れに大きな影響を与える雇用統計もイマイチです。

米国の雇用統計は悪かった 欲のツッパリが出た時がいちばん危ないとき

今回の悪い雇用統計を受けて米国株は一旦売られると思います。しかし売られた後はQE3期待から下げ渋ることも考えられます。

世界の株式市場を見ると日本、アメリカ、ドイツなどの先進国は最後まで上昇トレンドを維持し、頑張ってきました。しかし新興国や南欧諸国などは一足先に下落局面に入っています。

QE3期待は米株投資家にはたしかにいいのでしょうが、日本株にとっては円高要因であり、円安によって支えられてきた強固なモメンタムは剥がれ落ちたと判断していいでしょう。QE3がなかったとしても、海外株安の影響をモロ被りし、結局は日本株はSell、ということになりそうです。

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2012年4月第2週の経済指標

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

9 日銀金融政策決定会合(~10日)
14:00 3月景気ウォッチャー調査(内閣府)
08:50 2月国際収支(財務省)
香港、ロンドン、フランクフルト、パリ、アムステルダム、スイス休場(復活祭月曜日)
10 日銀金融政策決定会合(9日~発表)
11 08:50 2月機械受注(内閣府) 14:00ET ベージュブック(米地区連銀経済報告)
12 08:50 3月マネーストック(日銀)
08:50 3月企業物価指数・速報(日銀)
08:30ET 3月米生産者物価指数(PPI)
08:30ET 2月米貿易収支
14:00ET 3月米月次財政収支
2月ユーロ圏鉱工業生産
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
13 08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(3月12・13日分) 08:30ET 3月米消費者物価指数(CPI)
10:00ET 4月米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値

先週は、日銀短観やや弱く、英PMI、米ISM製造業指数やや強くで始まり、FOMCの追加緩和の意識が弱まっていることが明らかになり、独鉱工業生産弱く、米雇用統計はサプライズ的な弱さだったという流れでした。経済指標の面からも陰りが見えてきており、Sell in Mayの妥当性が高まってきました。

今週は、月曜日は、日本の国際収支のほか、諸外国はイースター休暇です。

火曜日は、独の国際収支と日銀金融政策決定会合です。局面としてはそこまで悪いものではなく、大きな動きはないものと思われます。

水曜日は、日本の機械受注とベージュブックです。

木曜日は、米貿易収支、PPI、新規失業保険申請件数です。

金曜日は、米CPI、ミシガン大消費者信頼感指数といったところです。

ほかに、米の決算がはじまり、中国でもCPI、PPI、第1QGDP発表などがあります。

このように、指標自体はミドル級のものに留まり、米決算と中国指標が大きく相場を動かすことになりそうです。モメンタムが失われている中なので、これまでと変わらない内容でも異なる反応を示す可能性もあります。

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2012年4月第1週の投資情報:米中景気はもちこたえるか

欧州は早々に腰折れしたので、米中の病状が市場関係者の予測と比べ深刻か否かが今後の相場を左右しそうです。

まずは、ちょっと意外感のあったこの記事。

バーナンキFRB議長の発言でQE3論議が再燃 ゴールドには見直し買いが入った

今日、ベン・バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長が「労働市場の深刻かつ継続的な問題に対処するには低金利政策が必要だ」と発言しました。(中略)

今日のバーナンキ議長の発言は実質的に彼がb)失業率の改善がストップする方のシナリオに一票を投じたと解釈する投資家が多かったです。

米国が緩和政策を一層拡大するということになるとこれはドル安要因です。

また金にとっては強気材料です。

多くの識者は、金融危機前の失業率の水準に戻ることは困難、ルールは変わった、といった認識をしていると見られますが、そうした認識は政治的には受け入れられず、バーナンキとしても最大限の努力をしているポーズは見せる必要があるといったところでしょうか。それによって、ブル派は思わぬ恩恵を受けた格好となりました。

続いて、広瀬さんの中期観測です。

要するに(皆揃って緩和するだろう)という持論が間違っていた。ならば去年の年末の時点の意見に固執する意味は無い

世界経済は出直り途上にあることは間違いないけれど、回復がそれほど地に足のついた、しっかりしたものであるとは思っていません。

いや、アメリカの場合、税の優遇策や社会福祉予算、メディケイド予算、失業保険の延長などが全て年末までに終了ないし再延長の審議に入らなくてはいけないのでいままでの「見せかけの回復」を支えてきた支柱がどんどん外れるわけです。

欧州の場合もLTROは時間を買っただけ。根本的な解決ではありません。

いまスペインの住宅価格の落勢に拍車がかかってきている折、再び欧州財政危機がホットな話題になることは時間の問題です

上のような不安や、Sell in Mayの観測は多くの市場関係者が共有しているところですが、それを裏切るトレンドが出たときの損失など考えると、わかっていても買い続けるほかないという状況が生まれているように思います。昨年11月あたりからの壮絶な上げ相場も、ほどよい日柄調整を経て再ブースト完了のようにも見える点も投資家を悩ませるわけですが、私としては、そうしたシナリオは考えづらいかなと考えています。

次に、中国景気の減速のニュースです。

中国の1・2月の工業利益-5.2%の報道で上海総合指数が過去四カ月ぶりの大幅な下げ

1・2月の工業利益が悪かったことで既にこのシナリオは下方修正を余儀なくされそうです。もちろん工業利益は他のセクターより業績の振幅が激しいので中国の企業収益全体が同程度の下方修正を余儀なくされるということでは無いと思います。

現在のところ取り直していますが、来週のPMIが悪ければ、緩和観測と失望感のせめぎあいのような格好になり、世界市場に与える影響も大きくなってきそうです。

最後に、春山さんのすごく説得力のあるチャート論です。

チャートの効用

年月を重ねて 訓練された人間が、しっかりした精神状態でチャートを観察れば、当該株(もしくは市場全体)の需給状態(売りが多いのか、買いが多いのか)をより高い確率で認識できる。

訓練された聡明な投資家にとって、他の重要な投資判断ツール・手法と同様に、チャートは市場センチメントを我々に教えてくれる大切な道具である。

一方、無分別にチャートに従えば、屍累々となる。
安定的に変わらない市場状況など、変わりやすい人間の心理状態を考えれば、ありえないことは自明の理である。

こうしたバランスのとれた意見を定期的に確認することは何より重要であると思います。

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2012年4月第1週の経済指標

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

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2 08:50 日銀短観・3月調査概要及び要旨(日銀) 上海、深セン休場(清明節)
10:00ET 3月米ISM製造業景況指数
2月ユーロ圏失業率
3 08:50 3月マネタリーベース(日銀) 上海、深セン休場(清明節)
2011年第4四半期ユーロ圏GDP・改訂値
10:00ET 2月米製造業新規受注
14:00ET 米FOMC議事録(3月13日開催分)
2月ユーロ圏生産者物価指数
4 上海、深セン、香港休場(清明節)
10:00ET 3月米ISM非製造業景況指数
08:15ET 3月米ADP雇用統計
2月ユーロ圏小売売上高
5 12:00GMT イングランド銀行(BOE)政策金利発表
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
6 14:00 2月景気動向指数・速報(内閣府) 香港、シンガポール、ロンドン、フランクフルト、パリ、アムステルダム、スイス、米国、カナダ、ユーロネクスト休場(聖金曜日)
08:30ET 3月米雇用統計

先週は、リッチモンド連銀製造業指数、米耐久財受注が市場予想比で少し悪かったこと、日本のCPIがやや上向きだったことのほかは概ね市場予想通りの展開となりました。

今週は、月曜日は、日銀短観、ISM製造業景況指数、中国、英国のPMIなどとビッグイベント目白押しです。先週上海市場が弱含んだ中国の数字が特に気にかかるところです。

火曜日は、FOMC議事録くらいです。

水曜日は、欧州小売売上高で弱含みが予想されているほか、ADP全国雇用者数、ISM非製造業景況指数などです。

木曜日は、英独鉱工業生産、新規失業保険申請件数、BOE政策金利発表と続きます。

金曜日は、雇用統計です。

このように、今週は重要指標が立て続けにやってくる週であると言えます。欧州の弱さは規定路線だとして、中国、米国が踏ん張れるかがポイントとなりそうです。

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2012年3月第5週の投資情報:中国経済に暗雲

今週は、中国経済にかかる雲について。

中国経済が何かヘン

ただポジティブなスタンスを取る大前提として今はガンガン利下げをやるべき局面だと考えています。その点、余りにも腰が重いのに少し落胆しています。

なぜ今、ガンガン利下げして集中治療した方が良いと僕が考えるかと言えば、不動産価格は下落モメンタムがついてしまうとその途中で喰いとめるのは至難の業だからです。不動産融資にはレバレッジはつきもの。そのレバレッジが巻き戻しされはじめれば少々の緩和では効きません。(中略)

中国の株価指数はごく乱暴な言い方をすれば香港ハンセン指数はガイジンの中国株への姿勢を反映しやすく、上海総合指数は国内投資家の株に対する食欲を反映していると言えます。このところはずっとガイジンの方が中国人より強気であり、事情通ほど弱気だという事実は不吉です。

広瀬さんは、中国経済に凶兆を感じ取っています。その根拠は、中央銀行の動きが鈍いといったところにあるようですが、その動きの鈍さは以下のようなところから来ているようです。

なぜ中国人民銀行は矢継ぎ早の金融緩和をしないのか?

そんな矢先にまた不動産価格がスルスル上昇し始めたら、今までの中国政府のバブル抑制の努力が全部ムダになってしまうし、クレディビリティを毀損します。

今回、中国政府が敢えて厳しい姿勢で臨んでいるにはそのような背景があるのではないでしょうか?

一つには、不動産価格上昇や不良債権の増加などの副作用への警戒が挙げられますが、もう一つとして、政治的な要因を考えているようです。中国の政治経済のバランスといったものを考えると、広瀬さんの説明は頷けるところです。

ただ、経済自体がモメンタムを失ってしまうと、それこそ人民の政治への期待感が削げてしまい、危ない状況になりかねないというところもあるので、やるときは一気にやりそうだなというのが私の見立てで、それに警戒しつつ、中国経済は見ていかないといけないなと感じています。

また、中国以外を見ても、欧州が弱含んだり、米国のオイルプライスが高止まり(現地ラジオのディスカッションの話題にもなっています)だったりという要素は継続しています。そんな中、為替はどう動くかについて。

米国債の利回り反転でドル高局面に

2011年の大半を通じ、1ユーロ=1.30ドルの水準は守られており、ユーロ危機が激しさを増した時でさえ、ドルはその水準を突破する状態を持続できなかった。だがFRBが今後数カ月間でQE3の可能性を排除し、ユーロがECBの追加金融緩和の影響を受けやすくなった場合には、1ユーロ=1.30ドルという節目は突破されやすいように見える。

一方で、ドルが最近の弱さを払拭するには相当長い時間がかかると主張する向きもある。通貨バスケットに対するドルの価値は、ドルが他の国際通貨に比べて相変わらず低い水準にとどまっていることを示している。ドル指数は2008年4月に記録した過去最低水準から11%上昇しているが、それでもまだ10年前の水準を大きく下回っている。

「貿易加重ベースで見ると、ドルはまだ非常に弱い」と、クレディ・スイスのグローバル為替部門のディレクター、ダニエル・カツィブ氏は言う。「金利差はドルに有利に働くかもしれないし、ドルはさらに上昇するかもしれない。だが、『ドル高』警報はまだ鳴っていない」

欧州、日本の金利が地べたにはいつくばっているような状況で、米国景気が盛り上がればドル高というのはわかりやすい動きですが、ドル高が米国経済に与える影響をも考えれば、やはり極端な動きというのは出にくいのかなという印象です。これまでの経験則でもありますし、経済の摂理ということも言えます。そういう意味では、その裏側の円安もよほど突飛なことが起きない限り、そろそろ打ち止めかなと考えています。

最後に、春山さんのオイルプライスについての興味深い記事。

サウジの本気度を感じる

サウジは世界中の株や債券に投資している。 世界経済が不況になれば、投資した株が値下がりして大損する。  サウジは産油国と消費国は、持ちつ持たれつだと十二分に知り尽くしている。   原油価格は、高すぎても、低すぎても良くない。 一部の産油国は、短視眼的に今日の原油代金しか頭に無い。 たま~に、サウジはそういう低レベル産油国にお灸をすえる。 お灸とは、原油価格の大幅低下だ。

サウジアラビアのオイル価格に与える影響をバカにしてはいけないというところですね。

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2012年3月第5週の経済指標

楽天証券HP、経済カレンダーより引用。外為どっとこむHP、予測カレンダー参照

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24 08:50 3月企業向けサービス価格指数・速報(日銀) 10:00ET 4月米消費者信頼感指数
FOMC政策金利発表(~25日)
09:00ET 2月S&Pケース・シラー住宅価格指数
10:00ET 2月米FHFA住宅価格指数
25 08:30ET 3月米耐久財受注
10:00ET 3月米新築住宅販売件数
26 13:30 2月全産業活動指数(経済産業省) 4月ユーロ圏消費者信頼感指数
08:30ET 米週間新規失業保険申請件数
27 08:50 3月鉱工業生産・速報(経済産業省)
08:50 3月大型小売店販売額・速報(経済産業省)
08:50 3月小売業販売額・速報(経済産業省)
08:30 3月労働力調査(総務省)
08:30 3月全世帯家計調査(総務省)
外国為替平衡操作の実施状況(財務省)
08:30ET 2012年第1四半期米GDP・速報値

先週は、英CPIが少し上向き、小売売上高も悪化で、独欧PMIも軒並み悪化、欧州の不調は続きます。米国は住宅系指標も軒並み市場予測どおりといった感じで、欧州の悪さが際立った週でした。

今週は、月曜日は、独IFO景況指数があります。

火曜日は、米ケース・シラー住宅価格指数、リッチモンド連銀景況指数、消費者信頼感指数と米国のミドル級指標が続きます。

水曜日は、独CPIと米耐久財受注で、前者は景気減速を受けて落ち込み基調が予測されています。

木曜日は、新規失業保険申請件数と、米4QGDP確報です。米GDPは、改定値、確報値でも相場に影響を与えます。

金曜日は、日本のCPI、鉱工業生産のほか、欧州CPI、シカゴ購買部協会景況指数などがあります。

このように、ミドル級指標が多いので、とりあえずは来週の大物指標の連続に向けての小休止といったところでしょうか。27日が権利付売買最終日なので、そこに向けての買い意欲は強そうです。一方で、為替もやや強含んでおり、肉を斬られるのを避けて肝心の骨を折られるということにならないよう、慎重に判断したいところです。

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2012年3月第4週の投資情報:一度目の関門はクリア

今週は、方向感が掴みづらい相場の中での判断に役立ちそうな記事を上げてみます。

金価格の急落は米国のQE3がとうぶん実現しないことを示唆

昨日の連邦公開市場委員会(FOMC)では特に新しい材料は出なかったのですがステートメントの細かな改変がいずれも景気の現状に関して少し建設的なニュアンスに傾斜していたことからQE3期待が一段と後退しました。

QE3などという状況からはかなり遠ざかるまでに資産市場は回復しているように思います。当然、インフレ懸念も根強く存在しますし、いったん白紙と考えた方がよいでしょう。

続いて、最近の相場の過熱ぶりを表す記事です。

相場は最も沢山の投資家にとって最も都合の悪い時に天井を付ける

タイミング的に虚を突かれたので、皆が駆け出すと自分も全てを放り出して駈けだしてしまう、、、集団心理の滑稽さここに極まれりというやつです。

猫も杓子も株、という状況になると相場の天井は近いと言われますが、好ニュースに過敏な状況は、悪いニュースに過敏な状況とちょうど正反対で、相場の天井を示唆しているように思います。長期上昇相場の中の通過点だと考えても、少なくとも、いったんの調整は免れないと考えています。

一方で、春山さんは中期的にかなりの強気です。

2011年10月起点の上昇相場の想定をお絵かき

強気の背景は、金融危機の後退だ。
PIIGSなどのファンダメンタルはほとんど改善していない。
しかし、投資家のマインドが改善した。
葉音におびえるビクビク状態から、多少の事ではパニックしない「慣れ」の状態になった。

それを反映して、US$LIBOR金利もピーク・アウトし低下安定へ向かっている。

投資家のマインド改善や現在の米景気の回復トレンドなどが2013年に至るまでドカ下げを演じずに維持されるというシナリオはなかなか描きにくいのですが、客観的データと強固なバランス感覚の持ち主である春山さんの想定であることから、心の片隅には止めておきたいと考えています

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弁理士(Patent Attorney)志望、個人投資家(Invester)。TDLと同い年。平成24年合格を目指して3月から勉強開始。F1とドラえもんをこよなく愛す。I wanna be friends and build strong ties with you:)特に知財関係の方は宜しくお願いします。