知的財産・弁理士関係ニュースと論考
2012年5月3週目の弁理士勉強記録:短答通過、焦点は論文へ
感触ほどにはできていなかったのですが、LECの速報と照らし合わせるとスーパーサプライズがない限り短答は通過していると思われるので、早速論文に集中していく必要があります。
短答は前半戦は驚くほど簡単で、傾向が変わったのかと思ったほどですが、後半に悩む問題が多く、目標の50点には届きませんでした。トータルで考えるといつもよりやや易というところでボーダーラインは高くて40点くらいでしょうか。
今週の勉強時間は、弁理士58時間、暗記4.5時間、英語1時間の計63.5時間です。たぶん記録です。
今週は、これから活用していく教材についてです。
| 弁理士論文演習〈1〉特許法・実用新案法 |
|
![]() |
弁理士受験新報編集部
法学書院 2011-04 |
以前も紹介した論文演習です。問題数が多いので、項目挙げを主にこなしていきたいと考えています。
なお、現時点までの累計勉強時間は、
弁理士2018時間、暗記118.5時間、英語118.5時間、簿記13時間、技術19時間、民訴11時間、民法25時間のTOTAL2161時間です。
0経済理論を基礎として契約理論を身につける
池田さんの主張に対しては毀誉褒貶さまざまありますが、私は彼が物事を考える際にさまざまな理論的枠組みを用いていること、そして、そうしたロジックに基づいた議論を展開しようとしている点に強く賛同します。加えて、無知な私にとっては、新たな思考の枠組みが提供されるという意味でも価値のあるものとなっています。
しかし共同所有権が効率的な結果をもたらす場合もある。無限回くり返される非協力2人交渉ゲームにおいては、次のような外部オプション原理が知られている:
- 双方の外部オプション(ナッシュ交渉解の基準点)が交渉によって得られる利得の合計の1/2 よりも低い場合には、双方が1/2 を得る。
- 一方の外部オプションだけが1/2 を上回る時には、その側は均等配分よりも高いシェアを得る。
- 双方の外部オプションが1/2 を上回る時は、双方とも交渉を退出する。
したがって売り手が特殊投資をするように誘導するには、買い手もその売り手との相対取引によってのみ有効となる特殊投資を行なって外部オプションをみずから制約することが望ましく、同じことが売り手にも成り立つから、長期的関係でホールドアップを防ぐには共同所有権がもっとも効率的である。(中略)同じ効果は、補完的な資産を独立に所有することでも得られる。(中略)しかし共同所有権が有効なのは、長期的関係から逃れられない部族社会だけだ。
これはゲーム理論ですが、契約を考える上ではこうした経済的観点からの条件・誘因を理解した上で交渉を進めていくということが極めて大事なこととなってきます。交渉は、雇用先とのもの、取引先とのもの、敵対関係にある者とのものなどさまざまな場面で必要となってくるものでありますので、こうした理論に精通することは、弁理士という職業上不可欠といっても過言ではないといえるのではないでしょうか。
私も、受験勉強が終わったらこのへんの知識に手を出していきたいと考えています。その上で、学生のうちに経済学にある程度なじんでいたことは、強みになると考えています。
02012年5月2週目の弁理士勉強記録:ついに来週日曜日が決戦の日
とうとうここまで来たか、というのが第一印象です。前回の模試の順位も驚くほど良く、気を抜かなければ短答でコケることはないとは考えていますが、論文や口述にもつながる勉強だと考えているので、全力で取り組みたいと思います。
今週の勉強時間は、弁理士51時間、暗記4時間、英語5時間の計60時間です。
今週は、現在フル活用している教材についてです。
| 2012年版 弁理士試験 体系別短答過去問 特許法・実用新案法・意匠法・商標法 |
|
![]() |
東京リーガルマインド
東京リーガルマインド 2011-12-27 |
言わずと知れたLECの体系別過去問です。体系別というのが案外キモで、この分野ではここが問われる、というのがイヤでも身についていくので、試験対策としてはかなりいいように思います。
ただ、解説はみるみる過去問の方が優れており、それぞれのよさがあり、両方やる価値はあるなという印象です。
なお、現時点までの累計勉強時間は、
弁理士1960時間、暗記114時間、英語117.5時間、簿記13時間、技術19時間、民訴11時間、民法25時間のTOTAL2097.5時間です。理系科目の勉強時間を「技術」に統合しました。
02012年5月1週目の弁理士勉強記録:来週からようやく短答始動
今週は特許と著作権の論文の判例・論点系地固めを行いました。未知の論点などもあり、特に著作権のキャッチアップは容易ではないなという印象です。ただ、ある程度パターン化しているとは思われるので、地道にこなしていきたいと考えています。また、さすがに短答でコケたら痛いので、そろそろ英語と並行しつつも短答対策も再開して、余裕ある合格を目指したいと思います。
今週の勉強時間は、弁理士55.5時間、暗記5時間の計60.5時間です。英語はコンスタントにこなす必要があります。
今週は、特許の判例百選の新版についてです。
| 特許判例百選 第4版 (別冊ジュリスト209号) |
|
![]() |
中山 信弘
有斐閣 2012-04-04 |
前版がさすがに古すぎるなと感じていたところで、大幅刷新の新版が出てくれたのはうれしいところです。判例の学習はやや遅れ気味なので、ちょうどよかったかなと感じています。改正に係る部分はしっかり言及されており、問題意識を持つ上でうれしいところです。
なお、現時点までの累計勉強時間は、
弁理士1909時間、暗記110時間、英語112.5時間、簿記13時間、物理13時間、数学3時間、民訴11時間、民法25時間、情報3時間のTOTAL2097.5時間です。著作権も弁理士の勉強時間に統合しました。
依然として、英語の勉強時間確保が何よりの課題です。
0知的財産権の世界も交渉力の時代へ
知的財産権も、侵害訴訟で牽制・賠償請求することで競争相手との消耗戦を演じるよりも、win-winの交渉で片付けていこうという意識が強くなってきています。
アップルとサムスンについては、両者が和解協議への参加に合意したとも伝えられており、今後の状況に変化があるのかもしれない。そこでカギを握るのがマイクロソフトが行っているような特許ライセンスだ。交渉の成否は、双方がどこまで歩み寄り、それぞれ相手が納得できるライセンスプログラムを提示できるかにかかっていると言われている。
記事では、マイクロソフトがライセンスプログラムによって成功を収めつつあるということで、モバイル市場を表層的に見ればマイクロソフトは負け組に見える一方で、実際には果実を手にしつつあることが窺えます。
企業としては、知的財産権を活かして利益を上げていくことが第一目的であり、侵害訴訟で消耗しつつもプライドや面子を大事にしていくというのが目的ではありません。こういう場面において、有効な権利の取得を支援し、戦略アドバイス・交渉実務を担当をしていくといった弁理士の業務はより脚光を浴びてくるものと思われます。
一方で、懸念材料としては、交渉や戦略アドバイスは弁理士の独占業務ではないということですが、弁理士の専門性を磨くこと、交渉力などの付加価値を提供することなどが可能ならば、かならずニーズはあるわけで、結局は、弁理士個人の力というものがクローズアップされる時代になったに過ぎないのかなと感じます。これは、市場全体から見れば好ましいことであり、私も一層研鑽に励み、社会から必要とされる人材になりたいと考えています。
02012年4月4週目の弁理士勉強記録:まだまだ論文・口述を固める
今回の公開模試は、前日に過去問を軽くこなした結果8割を超えたので、前回より問題が易化していたのを踏まえても短答に関しては楽観できるかなという感じです。それに引き換え、論文や口述に関してはまだそういった境地には至っていないのが身にしみてわかるので、引き続き、論文の地力をつける方が優先だなと感じているので、論文に集中、ときどき英語というスタンスで来週もやっていきたいと考えています。
今週の勉強時間は、弁理士45.5時間、英語8時間、暗記7時間の計60.5時間です。英語の比重が案外大きくなってきています。
今週も、英語の勉強に使う本です。
| Lonely Planet Country Guide Japan (Lonely Planet Japan) |
|
![]() |
Chris Rowthorn Andrew Bender Laura Crawford Matthew D. Firestone Timothy Hornyak
Lonely Planet 2011-10 |
外国人旅行者向けの本として言わずと知れた「Lonely planet」シリーズですが、日本人としてこの本を読んでみると、外国人からはこう見えているのか、などと客観視できますし、外国人に何かを説明するときの参考にもなるので、趣味半分で読むのにはかなりいい本だと感じています。これを読みこなしたら、海外旅行のためにも他国バージョンも読んでみて、文化比較をしてみたいですね。
なお、現時点までの累計勉強時間は、
弁理士1816.5時間、暗記105時間、著作権37時間、英語112.5時間、簿記13時間、物理13時間、数学3時間、民訴11時間、民法25時間、情報3時間のTOTAL2037時間です。不競法は、選択から外したので弁理士の時間に統合しました。
1年以上かかって、ようやく勉強時間が2000時間を超えました。まだまだ勉強する余地はたくさんありますし、英語に関してはやはり2000時間程度の時間は必要だなと感じています。
02012年4月3週目の弁理士勉強記録:peakingが難しい
今回の公開模試は8割を切ってしまい、かなり焦りを感じました。しかし、過去問10年分は5月に入ってからでも十分間に合うし、そこまでには論文の地力をつける方が優先だなと感じているので、短答と英語の焦りを抱えつつ、論文に集中、ときどき英語というスタンスで来週もやっていきたいと考えています。
今週の勉強時間は、弁理士34.5時間、英語6時間、暗記5時間の計45.5時間です。英語を取り入れつつありますが、妊娠関連のトラブルで時間がなかったので勉強時間は伸びませんでした。
今週も、英語の勉強に使う本です。
| Pronounce It Perfectly In English |
|
![]() |
Jean Yates
Barrons Educ Series Inc Audio 2005-02 |
本自体はコンパクトで、CDに沿って発音練習していきます。発音の基礎の基礎は日本の学校ではほとんどやらないので、かなり新鮮に感じています。特に、課毎の発音がたくさん入った練習用文章はよく考えられているなという感じで、英語のリズムをつかむのにも役立ちます。反復練習が欠かせませんが、少しずつ成長を感じていければ継続できるかと思っています。
なお、現時点までの累計勉強時間は、
弁理士1765時間、暗記98時間、著作権37時間、不競法6時間、英語104.5時間、簿記13時間、物理13時間、数学3時間、民訴11時間、民法25時間、情報3時間のTOTAL1976.5時間です。
0パテント・ウォーの中での弁理士の位置づけ
特にインターネット業界において、特許を巡る買収・紛争のニュースが数多く見られるようになりました。
同紙によると今回の取引金額の内訳は、9億6000万ドルが約800件の特許取得分、残りの約1億ドルが300件の特許ライセンス料。つまりマイクロソフトが購入する特許は1件に付き120万ドルとなり、この金額はかつてないほど高いという。(中略)
先頃は米ヤフーに訴えられた米フェイスブックが米IBMから750件の特許を購入したと伝えられ話題になった。特許は企業の金融資産でもあるが、昨今は“戦略的兵器”ととらえられるようになり、それに伴って取引額が上昇していると同紙は伝えている。
個人的な考えとしては、こうした状況こそが正常なものだと思います。法律の枠組みに守られて、資格さえとればそれに安住できるという状況は決して健全なものではありません。日々研鑽し、いかに良いサービスを提供するか、いかに顧客に価値をもたらすかを考え抜くことこそが、これからの弁理士に求められていると思います。
また、契約の知識、交渉術といった折衝関係の能力も必要不可欠だと思われます。基本として、交渉の場で自立するために弁護士資格の取得などを視野に入れつつ、弁理士ならではの視点から交渉の中でうまいかけひきのタネを見つけていくことが重要なのだと思います。
02012年4月2週目の弁理士勉強記録:論文は取捨選択が重要
今回の実践答練もなんとか8割で、依然としてまだまだといった感じではありますが、論文の方が不安が大きいことを踏まえて引き続き論文対策に軸足を置いていきます。経験値を積んで、必要な記述と不必要な記述を書き分けていき、柔軟性を高めたいと考えています。青本の記載を思い出すのに苦労したり、項目抜けも細かいところで散見されるので、依然としてスピード、知識、加点部分への言及全てが不足しています。
今週の勉強時間は、弁理士53時間、暗記7時間の計60時間です。英語への焦りが募ります。
今週も、先週のInstant word powerに引き続き、英語の勉強に使う本です。
| Vocabulary Cartoons: Building an Educated Vocabulary With Visual Mnemonics |
|
![]() |
Sam Burchers Max Burchers Bryan Burchers
New Monic Books 1998-03 |
題のとおり、絵と単語を組み合わせて印象付けるタイプの英単語集なのですが、子ども向けのわりに見たことのない単語も多く、TOEIC対策の薄っぺらな語学力ではなく、こうしたところから地道に基礎力を身につけたいと考えている私にとっては好ましい本だと言えます。
なお、現時点までの累計勉強時間は、
弁理士1730.5時間、暗記93時間、著作権37時間、不競法6時間、英語98.5時間、簿記13時間、物理13時間、数学3時間、民訴11時間、民法25時間、情報3時間のTOTAL1931時間です。
02012年4月1週目の弁理士勉強記録:論文に軸足を移す
前回の実践答練はなんとか8割で、まだまだといった感じではありますが、過去問の残りをしっかり潰していくことができれば合格ラインには達するのではないかと感じているので、論文に軸足を移したいと考えています。論文の方は答練では合格点が出るものの、圧倒的に経験値が不足しており、スピード、知識、加点部分への言及全てが不足しています。さしあたり、基礎答練を見直して弱点を抽出した上で、毎日2問書くというノルマを課していきたいと考えています。
今週の勉強時間は、弁理士44時間、暗記4時間、英語3時間の計51時間です。英語への焦りが募ります。
今週は、英語の勉強に使う本です。
| Instant Word Power (Signet) |
|
![]() |
Norman Lewis
Signet 1982-07-01 |
ボキャビルのための簡単な問題集のようなものです。弁理士受験対策をやっていて、繰り返しの大切さを実感しているので、そのコンセプトに合うこの本で基礎から積み上げていきたいと考えています。説明も英語でされるので、徹底して英語脳を鍛えることができるのもいいですね。
なお、現時点までの累計勉強時間は、
弁理士1677.5時間、暗記86時間、著作権37時間、不競法6時間、英語98.5時間、簿記13時間、物理13時間、数学3時間、民訴11時間、民法25時間、情報3時間のTOTAL1871時間です。
0







