住みやすい国、日本
広瀬さんが、日本の若者の外国志向について論じています。
既に「留学経験がある」が19.7%、「語学を勉強している」も19.7% 新入社員意識調査
産業能率大学の調査レポートではちゃんと見出しや「全体総括」に「二極化が進んでいる」と書いており、必ずしも「内向き化」だけを指摘してはいないのですが、これをちゃんと報道していたのはオリコンくらいのもので、後のメディアは自分の都合のよい部分だけを選んで記事にしている印象を受けました。(中略)
だからこのような調査の結果をもって「日本はガラパゴス化している」という結論を出すのは性急かも知れない気がします。むしろひとつの可能性として「既に経済成長を成し遂げた国ではわざわざ外国で仕事したいというインセンティブは低くなる」というような要因が働いている可能性に注意を払う必要があるのでは?
米国の状況を見ればわかるように、情報や住み心地などさまざまな要因を踏まえた上で、わざわざ外国に出て行かないという判断をするのはおかしなことではありません。一方で、世界に出ればさまざまな可能性が広がる一面があることも事実で、そうした若者も増えているというのはいいことだと思います。
私なんかは、以前にディズニーランドのサービスにありがたみを感じるという記事で述べたように、日本のサービスを高く評価していますし、気候や文化なども好きです。そういう意味で、居住地を変更することはないと思います。ビジネスも、だんだんと場所を選ばなくなりつつありますし、ネット環境は日本は最高水準です。
外国は善で日本は悪、という決め付けにはたしかに違和感を感じますね。諸要因を踏まえた上でのおのおのの判断があり、それ以上でもそれ以下でもありません。私たちは、価値観の相対化の時代を生きているのです。
