医療の未来、効率化は大歓迎だけど・・・
マーケッターの大西さんが、医療の未来についておもしろい記事を書いていたのでご紹介します。
例えば、ICチップが患者さんを特定し、体温から、脈拍、検査結果など、さまざまな情報がすでに情報通信によってカルテには書き込まれているということです。それはどこの病院に行っても、見ることができるようになります。二重の検査も必要ありません。入院をすると看護師さんが巡回してきて、経過をチェックして、今は手でまずは書き込んでいますが、それも自動化できるはずです。体温計も、体重計も、脈拍計も、血圧計も、このカルテとつながっていて、結果はすでに書き込まれているので、なにも書き込む必要はありません。それらの情報が書き込まれたキンドルのような電子ペーパーでも、タブレットPCでもいいのですが、電子カルテを見ながら患者と接します。書き込むのは、観察した結果のレポートだけです。しかも音声を通信でつなぎ、インターネットのあちら側で認識処理させればもっと効率化されるかもしれません。あっちの病院、こちらの病院を渡り歩き、医薬品を過剰に買って、服用していることも問題になっていますが、それもそれぞれの人にIDをつけて記録させれば防げます。さらに、ご本人の病状にあわせ、散歩したかとか、体操をしたかとかのチェックをそれこそ通信でプッシュ型で知らせ、健康管理を促すことも可能でしょう。問題が起これば、病院なりかかりつけの医院にアラートが届きます。さらに病院のレセプトから支払いまでの業務の効率的なシステム化、地域医療とセンターとのやりとりも一元化できます。
たしかに、脈拍や体温などのルーティン検査については、このように効率化を図ることが望ましいと考えられます。また、カルテ管理がかなり楽になるであろうことも容易に想像でき、日本の医療費が今後増大していくことも考えれば、ぜひとも導入していきたいシステムのあり方です。また、病院間の情報共有や会計処理の効率化に関しても首肯するばかりです。
とは言え、体操の状況チェックまで監視されているというのはなんだかイヤな感じもします。また、これまで看護士の方々が担ってきた情緒面のフォローがどうなるかという点には言及されておらず、その点をうまくカバーしていかないことには、気持ちの上での反対論が噴出してくるのではないかと感じました。(※当然、オートメーションを進める格安医院と、人間的な触れあいを大事にする高額な医院で住み分けがなされると考えられるので、私個人の考えとしては、こうした技術の導入には賛成です。逆に、こうした技術の禁止だったり、導入義務という話になると反対です。)
