2011年6月第1週の投資情報:ミクロの世界で起こる変動2

先週に引き続き、ミクロの世界でのうねりを中心としてコメントしていきたいと思います。

まずは、タイトルが下品ですが、内容は重要なこの記事。

グーグル幹部はオシッコ漏らすくらいビックリしている筈 位置情報サービスが大乱戦状態に

このタイアップ・キャンペーンではFoursquare(フォースクエア)を使って「チェックイン」したユーザーに対してGrouponがターゲットを絞った特売ディールをオファーするというものです。(中略)

もう少し丁寧な言い方をすれば「なんでも1ドル!キャンペーン」を実施するということはGrouponがわざとものすごい損を蒙りながらBuzzを作ってゆくわけで、これは「資本の物量作戦」ないしは消耗戦になります。エクイティ・キャピタル(株式資本)がしっかりしている会社でなければこういう芸当は出来ません。(中略)

テクノロジーとビジネスモデルと資本調達市場でのノウハウという3つの要素が激突する、極めてエキサイティングなフェーズにアメリカは入っています。

位置情報サービスと、フラッシュマーケティングの組み合わせは消費者にとってかなり魅力的なものとなると考えられます。また、超短期のオファーや、1ドルキャンペーンなどの要素は、未だサービスの情報を知らない消費者の興味をかきたてます。話としては昔からあったし、実験的には行われていましたが、ついに完璧な形でこうしたサービスが実施されはじめたというのは、この手の動きをチェックしてきた私としてもかなり衝撃的です。

その裏では、資本市場がしっかり裏支えしているということで、広瀬さんが言うように、技術とビジネスモデルと資本が絡み合っている様子が窺えます。これを踏まえて現在の上昇相場を見てみると、違う印象を受けるかもしれません。

こうした技術の進展を下支えしているのは、人口の増大という面もあるでしょう。

悲観的なコラムニストたちの弁護

この絶え間ない進歩が実現した理由の大半は、科学技術の変化に求められる。そしてその変化を推進したのは、人類の創意と市場経済である。最悪の景気後退に陥っている時でも「どこかで誰かがソフトウエアを改良したり、新しい素材を試したり、あなたや私の生活を将来楽にしてくれる遺伝子を導入したりしている」とリドレー氏は書いている。

人口が増えることは、ある側面では地球への付加が増大するということになりますが、人口が増えればその分、世界の頭脳の数も増えるので、イノベーションが生まれる素地が大きくなり、人類は各種の問題に対処できるようになるのです。人口増大というと負の面に触れられることが多かったので、この視点は私にとっては新鮮でした。

こうした動きが日本では希薄なのが残念なのですが、円高状況を生かして買収で取り込むという発想はあります。

外国の経済成長の取り込みを狙う日本企業

「外国に出ていって、そこでの成長の一部を取り込んでいくというやり方もある」と長谷川氏は言う。「自分たちが置かれている状況を論理的に検討すれば、恐らく多くの経営者が同じように考えるだろう」

日本の企業に関しては、低迷する人口・GDPなどを踏まえれば、内需頼りでは世界の企業と伍していくことはできません。イノベーションの素地も減っていきます。そういう中では、企業としては海外の成長を取り込んでいき、投資家としては海外の成長の恩恵を受けられるような銘柄に投資していくという視点が重要になってきます。

最後におまけで、ドルの動きが変わってきているというお話。

最安値を試していたドル相場に異変

モヒウディン氏は、これを受けて、投資家がQE2の終了だけでなく、金融政策を引き締めるFRBの次のステップも考慮するようになったと話す。
可能性としては、満期を迎えたFRBの資産の元本を債券市場に再投資する措置を打ち切ることや、FRBの声明文から著しい低金利が「長期間」続くという文言を削除すること、FRBの主要貸出金利が初めて上昇することなどが考えられる。(中略)

他の要因もドルを押し上げてきた。ユーロ圏の債務危機や世界経済の成長に対する不安から、投資家はドル、そして米国債やスイスフランのような安全な投資先に魅力を感じているため、これらの要因もドルを支える働きをしてきた。

再びドル高のターンになったという記事ですが、直近ではドル安方向に動いています。ただ、一つだけ言えるのは、欧州債務懸念や米国財政問題などどういう要因にせよ不透明な環境下では日本円は買われやすいといったところでしょうか。

弁理士(Patent Attorney)志望、個人投資家(Invester)。TDLと同い年。平成24年合格を目指して3月から勉強開始。F1とドラえもんをこよなく愛す。I wanna be friends and build strong ties with you:)特に知財関係の方は宜しくお願いします。

Leave a Reply